~ お使いのパワーツールは大丈夫? ~
整形外科には欠かせない手術器械ですが、使用後のメンテナンスが器械の寿命を大きく左右します。器械の代表的洗浄方法としては、A.清拭洗浄、B.流水洗浄、C.漬け置き洗浄(超音波洗浄を含む)などですが、いずれも、器械の表面の洗浄を目的としております。特にCは要注意です!!
【 漬け置き洗浄NG!! 】
・ アタッチメント(ギアやベアリングを使用している器械)・・・錆、薬液固着による動作不良!!
・ 本体(基盤が組み込まれている器械)・・・漏電!!
・ 電源(バッテリー)・・・漏電!!
【 お勧めの洗浄方法 】
① 本体とアタッチメントとバッテリーもしくは本体ケーブルを取り付けた状態で流水洗浄。
(本体ケーブルが防水加工されていない場合は不可です。)
② 全体を清拭(電気部分はしっかり拭いてください。)
③ アタッチメント等を取り外し、駆動部、ギア部、ベアリング等に
『パナスプレー』、『製造メーカ推奨のオイル』を使用。
④ ハンドピース本体やアタッチメントの隙間、バーやブレードの脱着スイッチ等の可動部には
『ブリッツスプレー』を使用。
⑤ パナスプレーとブリッツスプレーは思いっきり吹き付けましょう。専用オイルは用法容量がありますので製品取り扱い説明書をご確認ください。
⑥ 表面を清拭。ブリッツスプレーをそのまま拭きあげて問題ありません。
【 メンテナンスフリー製品 】
近年ではメンテナンスフリー、ジェット洗浄器対応可能などを売りにしている製品があります・・・と言っても、何もしなくて良い製品と言う訳ではありません!!
ハンドピースの駆動部分や電気関連部分がシーリングされ気密性が高い為、日頃の注油などの細かいメンテナンスが不要という意味ですので、スプレー材による洗浄やお手入れ方法には大きな違いはありません。
パワーツールなど医療器械は使用頻度に問わず、製造メーカでの定期的な動作チェックを行う事をお勧めいたします。詳しくは担当営業にお問合せください。